2020年12月2日水曜日

【UGDG】ギルド民よ、ペンを取れ! ibisPaintで描くお絵かき入門のススメ!【アドカレ2020】



この記事は、Unityゲーム開発者ギルド Advent Calendar 2020 12月2日の記事です。タイトル長いな。

前置き(それから言い訳)


うすいしおと申します。ゲームつくりびとです。

『絵本のコッペ』ならびに『ノワのお花畑大作戦!』の二作品をリリースしているほか、絵を描いてはよくツイッターに投下しています。



絵本の世界を冒険するファンタジーアドベンチャー『絵本のコッペ』。




unity1week、お題「ふえる」にて制作した『ノワのお花畑大作戦!』。



今年10月ごろにUnityゲーム開発者ギルドに参加し、Slackにてお絵描きを晒したりウミガメのスープに興じたり作曲コンペに加わったりと、手広く楽しんでおりました。

青木ととさんがこのアドベントカレンダーを提案した際も、迷う間も無く参加を決めて、12月2日という随分と早いタイミングに立候補しました。


こんな余裕綽々な文言まで添えて。



そして、現在12月1日深夜1時。



全然書き上がりませんでした。一体何が善なんだ? 怒らないから言ってみて?



このテーマでいこっかな〜と思ってた内容が思ったよりも文字数を稼げず、結局諦めて下書きを放り投げてしまったのが敗因ですね。

とはいえ、ここでウダウダ言ってても12月2日は目の前に迫っています。もう猶予は24時間もありません。

ならば、書けることを書くしかないでしょう。


僕ができるのは、Unityを使ってゲームを作ることと……絵を描くこと。(できないのは複雑なコーディングとかエフェクトの設定、DOTweenを使うこと、あと部屋を掃除すること。)


Unityの使い方は当ギルド構成員ならみんな知ってるはずですので、絵を描く方にフォーカスを合わせて話していこうと思います。


しかし、ただ描いた絵を並べるだけではあまりにつまらないし、自己満足に終始してしまいます。知らん奴の落書きが並べられて、「はいこれカウントダウンね!」って言われたらみんな怒らない?

そこで、今回は「普段絵を描かない、特にデジタルイラストに縁遠い」という人向けに、デジタルイラストの第一歩を踏み出すためのお手伝いをする記事を書こうと思います。


以上、長い前置きでした。



この先、ibisPaintの布教記事になります。


さて、タイトルにもなっている「ibisPaint(以下アイビス)」とはなんぞや?という話から入ります。

アイビスは個人制作者のかみやんさんによる、スマートフォン・タブレット向け、「やりたいことはだいたい何でもできる」高性能お絵描きアプリです。


ダウンロードは以下のリンクから。

App Store】【Google Play


ちなみにシリーズ累計5000万ダウンロードだそうです(ソース)。やば……



このアイビスペイント、僕も愛用しています。絵本のコッペに出てくるコッペノワも、お花畑大作戦の花々も、絵本のしおりや「鏡を置く」ボタン、果てはスタッフロールに至るまで、全てアイビス製です。

というか三年前にペンタブとクリスタに浮気して挫折して以来、アイビス以外でお絵描きしたことないですね!


このアプリの何がそんなに人々を引きつけるのか? どうして僕はお絵描き初心者にこのアプリを勧めるのか? 一つ一つ解説していこうと思います。



スマートフォンを使ってお絵かきをする、という選択肢。

アイビスの最大の魅力は、「clip studio(クリスタ)」のようなプロや専門家が使用する様々な機能が付随したお絵描きソフトを、自分の携帯電話やタブレットで扱うことができる! という点にあると思います。


一度触れていただければ、その機能の多彩さにはすぐに気がつくと思います。


これが基本となるキャンバス画面。


たくさん影や色を重ね塗りする時には必須のレイヤー機能は当然完備。

ペンの種類もこんなに豊富に。この下にさらにずらーっと並んでいます。

いろいろな効果を加えられる各種フィルターもある上に、

最近流行りの人工知能が色を塗ってくれるモードまであります。


しかもちょっと設定を変更するだけで、ドット絵まで描くことができちゃう優れものなんです。




これだけありながら、価格は無料、もしくは広告除去のアドオンを買っても980円という驚きの安さ。


本来、このようなお絵描きに使うソフトは、パソコンとペンタブ、あるいは液タブ(液晶付きペンタブ)を用いるのが一般的でした。


しかし、ペンタブ上で引いた線がパソコンの画面上に表示される……という感覚は、特にお絵描き初心者にとってなかなか慣れないものでしょう。初心者がいざデジタルイラストに挑戦! となった時に、この感覚の違いは挫折するポイントになりがちです(当社調べ)(サンプル数1)。


かといって画面上に直接書き込めるペンタブは、便利なのですが価格が高い。安くて3万〜5万、高いものだと50万円近くもします。ひええ


そんな状況の中で、誰でも持っているスマートフォン(もしくはタブレット)をそのまま使うことができて、かつパソコンと同等の機能が使えるアイビスペイントは、価格の面でも親しみやすさの面でも初心者にとってベストな選択肢と言えるのではないでしょうか。



さて、そんなアイビスですが、賢明なギルド民諸君なら気になっている点がありますよね。


「『スマホでお絵描き』って、指先で描かなくちゃいけないの?」



そんな自分の指の繊細な感覚に自信のない、悩める紳士淑女の皆さんにお答えします。


タッチペンを買いましょう!


そう、携帯電話用のタッチペンを使えばいいんです。

最近お店で使う場面を見かけるようになってきましたが、個人ではまだまだ普及していない気がします。


さて、もしあなたが使っているのがiPhone・iPadならばApple Pencilを買うという手もありますが、いかんせん値段がネック。続けるかどうかわからないお絵描き趣味に、ポンと1万円出すのはちょっと怖いですよね。


そこで、僕がオススメしたいのはこちら!



100円ショップの「Seria」に売っているタッチペンです。ここ5年くらい愛用しています。

Seriaには何種類かタッチペンの取り扱いがありますが、この「なめらかタッチペン」が今のところ一番しっくりきますね。


100均のタッチぺんの多くは画面をタッチした際にあまり滑らず引っかかってしまったり、反応が悪かったりと何かしらイマイチな評価になりがちですが、この商品は100円とは思えないほどスムーズな描き心地。

摩擦が少ない分、紙にペンを使って描くよりも滑らかな線を引けるかもしれません。


そして、最悪失くしても100円だからそんなに罪悪感がない(小声)。


Android版の反応は確かめた訳ではないので保証することはできませんが、少なくともiPhoneやiPadにはぴったりのタッチペンだと思います!




さあ、アイビスでお絵かきライフを始めよう!


ゲーム制作にグラフィックの要素が欠かせないことは皆さんよくご存知だと思いますが、その中のほんの少しだけでも……例えば、キャラクターだけとか、ちょっとしたUIだけとか……自分で描くことが出来たら、より表現・制作の幅が広がると思いませんか?


今回ご紹介したアイビスペイントを使えば、スマートフォン一つでイラスト制作の環境を整えることができるんです。ぜひこの機会に、お絵描きに挑戦してみてはいかがでしょうか!


この記事が、あなたの華々しいお絵描きライフを始めるきっかけとなりますように!



1 件のコメント:

  1. 読み進めていて、ちょうどのタイミングで「『スマホでお絵描き』って、指先で描かなくちゃいけないの?」と思っていたことが出てきたのでびっくりしましたw
    タッチペンいいですね!!
    ちょっとSeria行ってきます!!笑

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