最近Unityいじるよりブログ書くほうが気軽にできるようになってきたかもしれない。本末転倒。
今日の更新は、一ヶ月ほど前のUnity1weekにて作った「オバケがみえるなんてヒミツだよ」というゲームについての小話です。
ちょっとしたゲーム紹介!
— うすい しお🧂 (@ususio0unity) May 4, 2020
走り回って視点を変えてオバケを見つけて謎を解く!
ゆるいファンタジー風な探索ゲーム「オバケがみえるなんてヒミツだよ」、ぜひプレイしてみてください!٩( 'ω' )و #unity1week #room6gamejam2020 https://t.co/IzcSUVRHuH pic.twitter.com/hB9axImOrd
「メリーさん」というキャラクターが愛された話。
「オバケがみえるなんてヒミツだよ」(略称「オバヒ」)は、3D背景と2Dキャラクターを融合させた、新感覚・視点変更アドベンチャー。
主人公の少年コッペ(冒頭の画像のキャラです)が、街の人々やオバケと話しながら誘拐事件を解決する!というのがざっくりしたストーリーです。
作中には当然多くのキャラクターが登場します。
そのうち、街にうろうろしている幽霊の一人に、「メリーさん」というキャラクターがいます。
元ネタはもちろん、有名な都市伝説「メリーさんの電話」。
今作でも、とある人物に執着して電話をかけるキャラは変えていませんが、ちょっとだけひねくれた性格にしています。
で、オバヒ公開後、頂いた感想の中に「メリーさんが好きです!」と書いてくれてる方がちらほらいました。
本当にありがとうございます。五体投地。
他のキャラよりもメリーさん推しの人が多かったように思えるので、おそらく作中一番人気のオバケなんでしょう。
で。
僕、実はメリーさんのデザイン、一番描いてて納得していませんでした。というかずっと描き直したいと思ってた。
もうUnity1weekから一ヶ月経ったし時効だろう。時効だと信じてる。時効だよね??
「メリーさん」が実体のない都市伝説なのもあって、「まあひとまず少女風に書いておけばいっか……」と思ってキャラデザしたけど、人間にしてはデザインにフックがないしオバケっぽさもないし半端なデザインになっちゃったなあ〜〜って思ってました。好きになってくれた人こんな話してごめんなさい。
なんなら僕はホーラ(船の幽霊)が一番可愛いと思ってます。
だからオバヒのアイコンにも抜擢した。
性癖がバレそう。
なんでメリーさんが好かれたんだろう?
自分なりに分析してみます。
1.キャラクター像がつかみやすい
今回のゲームが普通にやっても10分、サクサクプレイすれば5分もかからないようなボリュームだったのもあり、一人一人のキャラクターに対し十分に深掘り・感情移入するだけのセリフ量や猶予はありませんでした。
その点、メリーさんについてはベースに「メリーさん」という実在する(実在はしていない)キャラクターがいたことで、「ああ、あの都市伝説の亜種なんだな」と受け入れてもらいやすかったのではないでしょうか。
2.自分が(そこまで)好みを詰めすぎなかった
メリーさんは実際の都市伝説をベースに、物語にフィットするように少しだけアレンジしたキャラクターです。一方、他のキャラクターは僕が好きなように、性格も喋り方も何もかもを作りました。自分で生み出したキャラクターですもの、僕にとって愛着が湧きに湧いてるのは当然ですが、プレイヤーにとってそこは関係のない話。むしろ、フラットな視点で眺めれば余計な作者の意思が入ってないように見えるのかな。
なんか書いてて悲しくなってきたぞこの文。
作者の好みとプレイヤーの好みを一致させたい!
というわけでタイトルの話になります。
とはいえ、メリーさんの話で実感したのは、正直なところ何が人気になるかは読めないなって……。
誰もを魅了する圧倒的な才能があるわけでも、これから人気になるジャンルを把握する能力も持っていないので。しゃーない。
だから自分がこれからできる対策は二つかな。
・ゲームをたくさん作る。キャラもたくさん作る。そのうちどれか一つでもいいから誰かの好みど真ん中に刺さってくれることを祈って。
・宣伝しまくる。この世界には70億人もいるんだから。
(今世界人口調べて見たら2019年時点で77億人もいました。)
というわけで結局、物量作戦が最強という脳筋スタイルに収まってしまいました。
幸いなことに時間だけはまだ死ぬまでだいたい80年くらいあるはずなので、のんびり頑張っていこうと思います。おしまい。